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​振付コラム

Choreo+Column

振付を素早く覚えて踊れるようになる!覚え方・ダンスレッスンの受け方のコツ

更新日:2020年12月29日




人前でダンスを踊りたい!ダンスがうまくなりたい!と思ったら、避けて通れないのが「振り覚え」。



簡単そうに見えても、いざ踊ってみると振付がなかなか覚えられない。

何度踊っても間違える。

振付を覚えるのが遅いから、周りの目が怖い……。


なんてことはありませんか?

うぽ(筆者)も、長らくそんな時期がありました(>_<)




ダンスを覚える方法は大きく分けて「動画を見て覚える」「直接教えてもらう」の2パターンがありますが、

今回は後者の「直接教えてもらう」を想定してコツや覚え方を書いていきます。



・ダンスレッスンを受けて振付(ルーティーン)を覚えるとき

・仲間うちでダンスが得意な人に直接教えてもらうとき

に、是非役立ててくださいね!



もちろん、動画で覚えるときにも役立つ内容が含まれているので、ダンスレッスンを受けたことがない方も参考にしてみてください。










◆グループレッスンで振付を覚えるコツ


動画やマンツーマンレッスンの場合は自分のペースでじっくり覚えることができますが、グループレッスンの場合、自分が覚えられているかどうかは関係なく全体のペースでどんどん振付が進んでしまいます。

自分は覚えられていないのに、周りはどんどん覚えていると感じられてますますパニックに……なんてことも。




そんなグループレッスンで落ち着いて振付をおぼえるためには、以下の三点を意識していきましょう!

  1. 集中力を高めて、なるべく1回で覚える意識を持つ

  2. ポイントをおさえて全体をざっくり覚える(細部は後から覚える)

  3. まわりとタイミングを合わせて、”ミスってる感”をなくす

これら3点を意識するためにはどうしたらいいの?という具体的な方法を、この後の項目で書いていきます!

ぜひ最後まで読んでくださいね。








◆先生の動きがよく見える場所で覚える


振付が覚えられるかどうかは、レッスンが始まる前にすでに決まっています!(笑)


たとえば、何十人もいる混雑したクラスで、一番後ろの端っこに位置を取ったら、先生が見えないのは当たり前ですよね。

振り覚えに慣れていない、振付を覚えるのが遅いという方は、「先生の動きがよく見える」「自分の踊りを鏡で確認できる」場所を選ぶのがおすすめです。



ダンスレッスンでは暗黙の了解があり、最初にスタジオに入ったときの位置で最後までレッスンを受けることになります。

レッスンの開始時間より早めに到着して、自分の覚えやすい位置を確保するようにしましょう。



とはいえ、これも「暗黙の了解」なのですが、スクールやクラスによっては「常連の生徒はレッスンを受ける位置が決まっている」こともあります。

そのことを知らなかった新参の生徒が知らずにその場所をとってしまうと、白い目で見られてしまうことも……。


なのでそのレッスンを受講するのが全く初めてという場合は、いきなり「一列目の先生の真横」のポジションを取るのは避けておいた方がベターです。

2列目の端」や「2,3列目のセンター(先生の真後ろ)付近」は、白い目で見られる可能性も低く、比較的見やすいので、初心者の方におすすめのポジションだと思います。



でも一番大事なことは、自分に合ったレベルのクラスを受講すること、かもしれませんね!

スクールの受付で相談してみましょう☆







◆手の動きより足のステップを優先して覚える


さてここからは、実際に振付を覚えるときのコツです。


「なんとなく見やすいから手の動きから覚えてしまう」という初心者の方が多いのですが、オススメは逆。

足のステップを優先してしっかり覚える」よう意識すると良いです。


理由はシンプル。


人間は両足で体重を支えて立っています。

つまり踊るときも、常にどちらかor両方の足に体重をかけているんです。

どちらの足にも全く体重をかけていない状態というと……それはジャンプ中だけですね。一瞬しかできません(笑)



「今どちらの足に体重がかかっているのか」を意識すると、自然に次のステップへ繋げられるので、ミスが減らせます。

「今右足に体重がかかっているから、次は左足が出るんだな」というのが自然にできるんですね。


「自然にできる」ということは、覚えるために使う脳のキャパに余裕ができるということ。

結果的にゆとりを持って覚えることができるんです。



もちろん手の動きも大切ですが、体重がかかってない分怪我をするリスクも低く、踊っていて間違えたときにもリカバリーがしやすいという特徴があります。


また、足のステップに合わせて手の動きが決まっていることも多いです。

その場合、足のステップができていないのに手の動きを覚えようとすると、チグハグになって余計に覚えにくくなります


ついつい動かし慣れている手や上半身の動きを注意して見てしまいますが、ちょっと視点を変えて、足のステップを先にしっかり覚えてみてくださいね。








◆何度もミスしてしまうところは、動きと動きのつながりを意識して覚える


何度踊っても同じ箇所で間違えてしまう、振りが飛んでしまう(忘れてしまう)ということはありませんか?

こういったことはほとんどの場合「つながり」がうまく覚えられていない部分に起きるのです。



ダンスは、ひとつのステップが終わったら次のステップ、ひとつのムーブが終わったら次のムーブ……と、途切れることなく続いていきます。


Aムーブ/Bムーブ/Cムーブ/

と、途切れたイメージで覚えてしまっていると、Aが終わったときに「あれ!?次なんだっけ!?」と、毎回思い出さなければいけなくなります。

その瞬間、動きが途切れてしまい、音楽から遅れてしまい、結果として「振りが飛んだ」という状態になってしまうのです。



理想的には

Aムーブ~Bムーブ~Cムーブ~

と、すべてがつながって覚えられている状態。

この「~」のところこそ、重点的に覚えるようにしてください。



具体的にレッスンのシーンで考えてみましょう。




レッスンでは「先生が2エイト(16拍)説明して、何度か踊ってみんなが覚えてきたら、つぎの3エイト目(17拍目)からを説明する」なんてことが多いですね。

振りが飛びやすいのは、圧倒的に「2エイト目ラスト(16拍目)~3エイト目頭(17拍目)」のつなぎの部分なんです!

理由は簡単で、その部分の「つながり」が覚えられずに、「1,2エイト目」と「3エイト目以降」を別のかたまりとして理解してしまうからですね。




こういった忘れやすい・間違えやすいポイントを知っておくだけでも、効率的に覚えていくことができます。


今自分はこの部分のつながりが覚えられていないんだな」と素早く気づくこと。

その箇所を繰り返し練習して「つながりを身体で覚える」こと。

この二点が大切です!





◆音と動きのタイミングを優先して覚える

これはうぽるの記事で繰り返し書いていることですが、覚えるときももちろん大切です!


例えば

「動きの順番自体は完璧に覚えているのに、音楽から常に1拍遅れて踊ってしまうAさん」と

「動きの順番はところどころあやふやだけど、音楽にはちゃんと合わせて踊れるBさん」を想像してみてください。

どちらが全体の中でそろって見えると思いますか?


これは断然、Bさんの方がそろって見えるんですね。


実際のダンスでは、ほんの少しタイミングが遅れているだけでも、ズレて感じられるものです。

振付が細かくて速ければなおさらですね。


「ちゃんと踊ってるはずなのに、なぜか周りの動きと自分の動きが合わない……もしかして私間違ってるの!?」と、自分でも不安になってしまいます。


「完璧に動きの順番も覚えられて、タイミングもバッチリ」が理想ですが、覚えられなくてパニックになりそうなときは、まずはタイミング・リズムを優先して覚えてみましょう。

タイミングが合うと心のゆとりが生まれますし、自分が覚え間違えている部分にも気づきやすくなります。









◆鏡の中の自分をしっかり見て踊る


振りが覚えられていないからと、先生のことを凝視して踊っていませんか?

もちろん振付を教わっている段階ではそれでも良いのですが、少しでも余裕が出てきたりレッスンの後半になったら、先生から目を離して鏡の中の自分を見るようにしましょう。



先生を凝視していると、先生の動き=自分の動きだと錯覚してしまいます。

自分が覚えられていないところに、いつまで経っても気づけません。

自分のダンスの弱点にも気づけないので、いつまでも上手くなれないなんてことも……!



少し怖くても、先生から目を離して、鏡の自分をしっかり見て踊る

それでも間違えずに踊りきれたら、その振付をしっかり覚えられた証拠です!







◆視野を広く全体を見て踊る


「先生を凝視しないで鏡の自分を見て踊ってみたら、全然振付覚えられてなくて立ち尽くしちゃった(>_<)」という方。

「まだ駄目だ…また先生凝視しよう…」と諦めないでください。


そんなときは「視野を広く・全体を俯瞰して見る」イメージで踊ってみましょう。

先生や自分などの何か一点にフォーカスして見るのではなく、広い景色を見るような、ピントを合わせずに全体を見るイメージです。


こうすると、自分の動き・先生の動き・他の生徒の動きが一度に捉えられるようになります。

クラス全体の中で自分の踊りがどんな状態なのかがわかる上、全体を俯瞰して見ているので、振りが飛びそうになったらカンニングもできて、一石二鳥です(笑)






◆同じ先生のレッスンを繰り返し受ける


それぞれの先生・振付師には、振付の癖やよく使うステップがあります。

はじめて受講したときは、その先生の動きの全てがはじめてで覚えることもたくさんありますが、繰り返し受けているうちに「この動きは前もやったな」「このテクニックは前回も練習したな」と感じることが多くなるはずです。

そうなれば、新しく覚えなければいけない動きがだんだん減っていき、覚えやすくなっていきます


オープンクラスのスクールではいろんな先生のクラスを自由に受けることができますが、振り覚えに自信がない人は、好きな先生一人に絞って、繰り返し受けるようにしてみましょう。

慣れてきたら、似たジャンルの別クラス……というように少しずつ増やしていくと、無理なく振り覚えのスピードを上げていけますよ。








◆しっかり寝て、メンタルを整えて、集中力を高める


ダンスレッスンの話だったのに、いきなり寝る話!?なんで!?と思われるかもしれません。

でも、実はこれが一番大切なことかもしれないなと思っています。



レッスンという短い時間の中で、長い振付を素早く覚えて、踊れるようにする。

これはとても脳に負荷がかかることです。

集中力が高くないと、とても覚えきることができません

小手先の振り覚えテクニックより、高い集中力が解決してくれる場合が多いのです。



「今日のレッスンは普段より振りが覚えられなかったなぁ…」と思ったら、レッスンの時間そのものではなく、それ以外の時間に原因がなかったか考えてみましょう。


寝不足していませんか?

 →睡眠不足だと集中力は下がります。

ムカつくことや悲しいこと、心配なことはありませんでしたか?

 →心に引っかかっていることがあると、レッスンに集中できないことがあります。

寒い、暑い、空腹、痛み、体調不良などはありませんか?

 →身体的なストレスでも集中力は下がります。



「なかなか振付が覚えられないと悩んでいたけど、しっかり寝てからレッスンを受けたらそれだけでどんどん覚えられるようになった」なんてことも。


自分が集中力が上げられない理由は何?ストレスになっていることはないかな?と、セルフチェックしてみましょう!








◆今回のざっくりまとめ


それでは最後に、最初にお伝えした三箇条を振り返りましょう。


①集中力を高めて、なるべく1回で覚える意識を持つ

②ポイントをおさえて全体をざっくり覚える(細部は後から覚える)

③まわりとタイミングを合わせて、”ミスってる感”をなくす


ここまで読んできたあなたなら、この3点を意識してダンスを覚えるやり方がわかっているはずです!


ぜひ、明日のレッスンから試してみてくださいね☆






◆「覚えられない不安」から解放されてダンスレッスンを受けよう!


うぽるのダンスレッスン・振付レクチャーでは「振付が覚えられない不安」を減らす工夫を随所に取り入れています!


・マンツーマンまたは少人数のレッスン

→ひとりひとりの覚えるペースに合わせて振付をお伝えします。


・ひとりひとりの弱点に向き合うレッスン

→覚えられないポイントやその理由はひとりひとり違います。

 初心者の方への豊富な指導経験を駆使して、あなたの苦手を放置せず、寄り添って解決していきます。


・動画を利用したレッスン

→スタジオレッスンの前後に、振付の予習復習できる動画をお渡しします。

スタジオレッスンの短い時間では覚えきれなくても、前後の動画サポートで、落ち着いて覚えることができます。

(詳細はプラン・ご提案内容により変わりますのでお問い合わせください)
















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